好打者や強豪チームを抑えるため、勝ち上がって優勝するためにも球速は必要なポイントとなります。
プロ野球チームのスカウトも球速を1つ基準として選手の評価をしています。
あなたも『球速アップ』をテーマに掲げて、練習に取り組んでいることでしょう。
では、球速アップのためにどんなことを取り組んでいますか?
「投げ込み・走り込み・筋力トレーニング」主にこの中のいずれかのトレーニングだと思います。
上記のトレーニングももちろん大切ですが、過度に取り組んでしまうと、
ケガを起こしてしまったり、体を上手く使いこなせなくなってしまう場合があります。
そうなると意味がありませんよね…
そこで大切となるのが『肩甲骨』です!
肩甲骨と聞いて「柔らかいといい、ということぐらいしかわからない」そんな選手や指導者も少なくはありません。
今回は実際に肩甲骨がどう球速に繋がり、そしてケガとの関係性についてご紹介していきます!
最後には、肩甲骨のトレーニングもご紹介していますので、ぜひ、最後までご覧ください!
目次
・肩甲骨の柔軟性と球速の関係
・肩甲骨の柔軟性とケガの関係
・肩甲骨の動きをトレーニング
1.肩甲骨の柔軟性と球速の関係
肩甲骨は筋肉によって位置が決まります。
肩甲骨周りに筋肉があるので肩甲骨は安定します。
肩甲骨を安定させている筋肉の動きが悪くなってしまうと、肩甲骨は動かなくなります。
肩甲骨が動かないと、腕を上げる動作や野球の投げる動作に含まれている
肩関節の外旋の動きが制限され、いずれの動作も行えなくなります。
腕を動かす中で、腕の動きが小さくならないためにも、肩甲骨を安定させている筋肉の柔軟性は必要不可欠です。
肩甲骨をうまく動かせない選手が投球動作を行ってしまうと、本来、力を入れたいタイミングの時に大きな力を出しにくくなります。
球速を上げるためには、肩甲骨の柔軟性が重要になります。
2.肩甲骨の柔軟性とケガの関係
肩をケガしてしまう選手というのは、肩甲骨の動きが悪いです。
前述しましたがパフォーマンスアップとケガ予防のつながりは深いです。
腕と肩甲骨は連動して動いているので、肩周りの柔軟性が低下してしまうと腕だけの動きになってしまいます。
そうなると、投球動作で動かしたい部分を動せられなかったり、動かしたくない部分を動かしてしまうので、思い通りに投げられない他、色んな部位に負担がかかり、ケガに繋がってしまいます。
それだけ、肩甲骨や肩周りの柔軟性は投球動作にとって重要となります。
最後に、肩甲骨の動きを改善するトレーニングを紹介していきます。
トレーニングを行うことで体のケアにもなります。
3.肩甲骨の動きをトレーニング
手順1
ボールを持ち、下で構えます。
構える姿勢はお尻を引き、背筋も猫背や反ってしまわないように、真っ直ぐにしておきます。
手順2
肩甲骨を内側に寄せるようにして、腕をY字に上げてきます。
その時に姿勢が浮いてしまわないように注意しましょう。
手順1
横を向いて寝ます。
膝が90度になるように足は後ろにしておきます。
下にした腕は前に出しておきます。
そして上にある方の腕を後ろに引き、肩甲骨を寄せていきます。
手順2
上にある方の腕を前に伸ばしていき、肩甲骨を広げていきます。
どちらのトレーニングも肩甲骨の動きを意識して取り組んでいきましょう。
またこのトレーニングを行うときに力を入れずに、リラックスした状態で取り組んでいきましょう。
ぜひ、このトレーニングを行なっていき、ピッチャーに必要な肩甲骨の動きを身につけていきましょう!
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