本当にコーチなのか?
2013年6月30日
先日あるチームへ
動作解析のお仕事をいただき
グランドへお邪魔してきました。
その日は投手を
中心に解析をさせていただいたのですが
非常にレベルが高く
球速も出ているし、コントロールも
非常に良いレベルでした。
ただ各選手が
2箇所ほど修正部位があった為
アドバイスをさせていただき
修正方法とトレーニング方法をお伝えしました。
その後
修正前と修正後の映像を選手に見せると
『投げやすくなっていたし
球速も出ている気がしました!
頑張って続けます!』と
目をギラギラさせながら語っていました!
すると!です。
その様子を一緒にみていたある
コーチが
『でもお前はすぐにできなくなるし
今日だけだな!どうせ続かないよ』と
言うのです。
当然その選手は黙り込み
その場から離れました。
私の性格上こういった事は
だまっていられないので
あとでこの選手をフォローしようと
思い、次の選手へのアドバイスに移りました。
すると、次の選手に対して
『お前は練習ではいいけど
試合になるとできないもんな!
ていうか出れないか笑』と
またまたこんな発言をするのです。
もうここまでくると黙っていられないので
このコーチに聞きました。
『この子たちは全然うまくなって
いないんじゃないですか?』
コーチ
『うん!全然だめだわ 笑 センスなし!』
『お言葉ですがコーチ。
先ほどから選手への言葉を伺っていると
とても上手くしてあげようというようには
みえません。』
コーチ
『・・・怒』
『ギラギラした時が
ターニングポイントになりえます!
先ほどの言葉はダメだと思います。
コーチのそういった接し方がレベルアップを
阻害していると僕は思います』と
生意気にも意見してしまいました 笑
お会いした以上
私はこういった事を黙っている事ができなくて
ついこういう流れになってしまいます。
動作解析をチームに導入してもらい
お仕事をいただこうと思えば
コーチに便乗すれば良い
という考え方もあるのかもしれませんが
私は選手の為に
この動作解析を広めたい!
どうしてもこういうことは
黙っていられないんです。
最近は体罰がクローズアップされていて
”手を出せない”状況なので
『言葉攻めだよ!笑』なんてことを
おっしゃる方もいます。
とんでもない話です。
選手をいじめて
怒りをぶつけるなんて事は
コーチングではありません。
こういった事が必要だという方も
いますが私は反対です。
(意図があれば別ですが)
コーチもご家族との時間を犠牲に
グラウンドに来ていただいているので
感謝の気持ちは絶対に忘れてはなりませんが
こういったコーチングが本当に
なくなるといいなと日々感じています。
あるコーチの方は
『なんかおかしいんだけど
何がいけないのか自分が見つけられなくて
西村くんに動作解析してもらったら
原因が分かってすぐに
指導できるようになったよ。
最近は怒る事が減ったね 笑
自分のそういった
イライラを選手にぶつけていた気がするよ』
レベルアップはもちろんですが
こういったストーリーが生まれるのも
BASEBALL ONEの取り組みです。
これからも応援よろしくお願いします。
またどこかのグランドで
私は生意気発言をしていると思います 笑
今日も最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
BASEBALL ONE
西村昌太朗