まずはこちらの連続写真を
ご覧下さい。
誰もが知っている藤浪選手です。
甲子園春夏連覇を達成しプロ入り
1年目から二桁勝利を上げた素晴らしい投手ですね。
この投球フォームを
ご覧いただければ
また彼の能力を高さを
ご理解いただけると思います。
今日あなたに特に
注目していただきたいポイントが
ここ↓
左肩が着地するまで開かずに
俗にいう壁ができていることが
お分かりだと思います。
プロ選手はこうした投球フォームを
当たり前のように身につけていますが
誰もがこうした開かないフォームを
「自分も身につけたい!」と
思っているのではないでしょうか?
ということで!
今日はこの開かないフォーム
投球フォームの壁についてのお話と
そのトレーニング方法をお話します。
肩だけ捻っていないか?
まず!先ほどの藤浪選手のフォームのように
投げようと意識している選手に何人も出会いますが
まずほとんどの選手が大きな間違えをしています。
それが
肩だけを開かないように
ただ単に「肩だけを捻っている」選手です。
この方法は全く意味がないわけではないですが
1試合をこの方法だけで投げ抜こうというのは
至難の技。また小学生や高校生にはあまり
おすすめができません。
また、今後の成長やレベルアップを
考えるともっと違う方法を
あなたには採用してほしいと思います。
腰から上が・・・
では具体的にどのような
体の使い方を取り入れていけばいいのかを
お話します。
まず、開かないという定義は
様々な考え方がありその選手の特徴や
投球フォームによって異なります。
今回ご紹介している内容は
前の肩。つまり右投手であれば
左肩になります。
こうした開かないフォームを身につけるにあたり
前の肩ではなく、右肩を開かないようにする!
という選手も中にはいますが
小学生 中学生 高校生の選手は
まず!今日ご紹介する前の肩が開かないように
投球フォームを見直し、修正し、習得
していただきたいと思います。
ではでは本題に入りますね。
開かないフォームを習得する為に
まず!改善しなければいけないのは
肩をただ単に捻るのではなく!
腰から上が捻られなければいけません!
↑お分かりですか?
腰から上が捻られています。
イメージとしてはこのようになります。
先ほどお伝えしていた
肩だけが捻られている選手というのが・・・
このような↓状態になります。
そもそもなぜ開かないようにするのかというと
大きく分けて2つあります。
1. バッターに見にくいフォームにする
2. 安定した球質を投げ続ける(スピードアップ)
誰もが習得したい能力です。
あなたも一度は耳にした事が
あるとは思いますが指導者の方が
「体全体を使って投げろ!」と
選手へアドバイスしますね。
(あなたも指摘された事があるかも)
まさにこの内容がぴったりと当てはまります。
先ほどのイメージ図でご覧いただいた通り
左肩だけ捻った投球フォームより
腰から上が捻られていた投球フォームの方が
体全体を使い、投球フォームに導入される
筋肉が大きいことがあなたにも
お分かりいただけたと思います。
A
B
そして 後ろの肩が回転してくる距離が
腰から上が捻られている投球フォームの方が
多い事がお分かりですよね?
つまりこの事が何を意味するのか・・・?
そうです!使える力が増えるので
コンスタントに安定した球速を投げる
ことができるようになります。
もしあなたの投球フォームがこうした
左肩だけを捻っているようなフォームであれば
この腰から上のひねりを覚えるだけでまずは
球速が上がる可能性が大です。
更にAの投球フォームになると
腕が打者から見えずらくなる。
打ちづらい投球フォームになるわけです!
開くな!開くな!と言われますが
開いてはいけない理由としてはまず
今日ご紹介した内容が含まれます!
「お前は開いている!」
「開くなって言ってるだろ!」
「開かないようにしろ!」
多くの指導者の方が
簡単に言いますがこうした説明を
して下さる方は少ないでしょうね。。。
そして
開かないようにする為の
具体的な練習やトレーニングも
教えてもらえないでしょう。
なので今日は僕が開かないようにする為の
トレーニングをあなただけにお伝えします。
開かないフォームを覚えるトレーニング
この投球フォームを覚える為には
まず上半身の柔軟性を獲得したい。
その柔軟性というのは可動域。
腰から上がスムーズに!自然に!
捻られるように体の使い方を覚えたいですね!
そこで今日ご紹介する
トレーニングがこちらです。
まずはコチラをご覧下さい。
下半身を固定してウエイトトレーニング用の
シャフトを肩に担ぎこの動きを繰り返します。
おそらく初めて行う選手は
脇腹あたりが痛いと思います。
ようは今まで使っていない筋肉が
伸ばされたりするのでストレッチの
痛みに似た感覚です。
そして
この回転を繰り返すので
バランスを保つ為に体幹に意識が必要です。
小学生の選手や中学生の選手は
お父さんお母さんにお願いして
ホームセンターで竹竿をGETして下さい。
トレーニング用のシャフトではなく
まずはその竹竿で代用できます。
いかがでしたでしょうか?
普段指導者の方に開くな!と言われるが
実際にどうしていいのか分からない方々には
スッキリできたお話だったと思います。
1. バッターに見にくいフォームにする
2. 安定した球質を投げ続ける(スピードアップ)
この2つを習得するために!
ぜひ!今日ご紹介したトレーニングを
導入し、ただ単にトレーニングするだけではなく
今日ご紹介した考え方も同時に頭に叩き込んで下さいね!